酉年刷って絵の具まみれ
どうもです。
勤労感謝の日、そして土日と来年の年賀状を刷っていました。
刷った、と使い慣れない動詞を使っておりますが。
昨年に引き続き、版画家の先輩のお宅で銅版画の年賀状を刷っておったのです。
銅版画の中にも色々技法はあるのですが、今回は前回と同様ドライポイント。ドライポイントというのは、版にキズをつけ、キズにインクを引っ掛けて圧をかけて紙に転写する手法です。
キズをつける道具もこれまた色々あるのですが、今回はビュランという、中世にはすでに使われていたという道具を使ってみました。
これがなかなか、いうことをきいてくれず難しかったー!!
まぁ、その不随意性ゆえのおもしろい筆蹟になったりするのは良いのですが笑
絵柄はまー悩みました!
悩み過程こんなん
リアルにいくのか?
デザイン的にいくのか?
いやイラスト??
これだって思っても、自分の腕でできるの?
とかとかとかー。
最終的には、ニワトリさん+アルファの図版にしましたとさ。
でひたすら刷る!!
刷るたびに、絵の具を詰め直しプレス機にかけるので、立ちっぱなし。足がパンパンです笑
これをいつも何十枚もやってるとは。。いやはや、先輩さすがプロ。。。
刷るなかでも、特殊な紙を挟み込んだり、インクの色を変えたり、試行錯誤の幅があり、実に楽しかったです。
刷ってノッてくると、無心になってきます笑
今は刷った年賀状たちに重しをして落ち着かせてます。
宛名とコメント書き、あ、何よりどれを誰に送るか決めなければ!版画、一枚一枚微妙に違うのもまたおもしろい。。
先輩にはいつもお世話になっていて、今回もほんとに感謝。
銅版画、おもしろいです。