完璧主義になるな、発信せよ
とは、クリエイターである我が友人の言葉。
発信しなければ、世の中にいないと同じ。
イエス、ごもっとも。
完璧主義になり、
完成しなければ発信しないというのでは、いつまでたっても発信できない。そして、それは自分しか気にしてない。他人からみたら、その未完成が魅力的なことだって、あるのよ。
イエス、刺さりすぎてこころが痛い。
ということがありました。
書くことに迷ったり、満足いくものがつくれなかったりして、発信が滞ったりしてて。
発信は確かに大変なんだけど、大変だから止まるっつーのは甘い。
習慣化してしまえば、それでいいのだ。。
せっかく引っ越しもして、ちょうど新しい習慣の定着化をはかっているので、発信プロセスも巻き込もう!
と。
そんな、とても刺激になった夜でした。
本当に、いい友人をもったな。。ありがたい。耳が痛いけど、至極納得。がんばろう。そして、がんばらなくてもがんばれるカタチにしよう、そう、習慣化ね!
ぶかぶかがーる
徒然落書き。
タイト+ぶかぶか=萌。
うーん、山田さんみたくカッコいい衣装を考えられるようになりたい。
段ボール生活も悪くない
ということで、新生活おとといから始めました。前回記事の直後、なかなかの物件を見つけ。勢いで申し込み、あっという間に引っ越し完了。
申し込みしちゃえば、早いっすね。
数年前に一度フランスで一人暮らしに近いことしてたので、さすがに日本、そこまで強烈な心配はしてませんでした。
ただ、色々はじめてのことも多く、
色々新鮮。でした。
家電買うとか、
インフラの開通とか。。
そんなこんな少しずつペースを作っております。
家具はこれから調達していくので、段ボール生活、でございー笑
下はそんな暮らしのひとつ。
シーリングライトをつけようとしたら、天井が、高く!
爪先立ちで折りたたみ椅子から限界まで手を伸ばし、なんとかなったとゆーーー。。。
脚立、あると、便利よw
私の身長があと1cm低かったら。。暗闇で暫くすごすハメになったかもしれない。。
まったりのびのび、絵も描こうとしてますが、荷物に画材がうもれている、
ネット環境も未整備なので、
こんなさっくりしたものをしばらくアプしていくかもです。
年末年始の活動記録と今年の抱負(※今更感)
気づけば年越して初の記事になってしまいました…。
最近までやってたこと、今年どうしたいのか、今更ながら書き綴ってみます。
最近やってたこと
年末~1月にかけては、
- 資格試験の勉強
- 仕事のお勉強
- 物件探し
- FF15 ←
に追われておりました。
(すみませんFF15はただ遊んでるだけです)
資格試験
ドマイナーなIT資格なんで、何かは言いませんが。
分析、データベース、IT戦略、セキュリティ等、とにかく範囲の広い資格試験で、かなりひぃひぃいいながら勉強しながらも、何とか合格。
元々は、今ついている仕事の前提として、必要な知識を蓄えるために挑んだ試験なので、合格がゴールではないのですが。まぁ、一安心ではあります。
実際、最近ここで得た知識が役立ってる実感もある。
勉強自体は非常に興味深かったし、やってよかったかな。年末年始勉強漬けで、なんかの罰ゲームかと錯覚しましたが。
仕事
今取り組んでいる仕事、とにかく要求スキルの幅が広く、深い。
今のチームの上司は、頭がキレ、知識・経験も半端なく、とにかくなんでもデキる。
シビアな環境で、あまりの自分のできなさに悲しくなったり、
自分なんかより、もっといい人がいるんじゃないか、とか卑屈になったりして。
今のポジになった去年秋頃から、かなりしんどかった…。
かつてなく、精神的にきてました。(なんとなく、ブログの文章からもうかがえますな…お恥ずかしい。)
でも、身近な先輩方、同僚、後輩。色々な人に助けられて、徐々に前向きになってきました。
今でももやもやすることはあるけども。
自分にしかできないことがあるはず…。
葛藤の中で思ったことはたくさんあるし、新しい発見もあったので、シェアがてら今度記事にしようかな。
物件
長年実家でぬくぬくしてたのですが、いい加減独り立ちをしようかなと。
すごく実家はラクで、会社もそこまで遠いわけじゃなく。
不満は全くないんですが。
自分の生活力が貧弱すぎる…。(フランスでも一人暮らしは確かにしてたんだけど、寮だし、学食あったし。)
家事すると段取り力がつくともいうし、買い物とか、インフラとか、生活の中で触れるべきことも知れるんじゃないかと思いまして。決意しました。
実家にいても、自立している人はいるだろうけど、
自分はできてるきがしないなー;
まぁ、そんなこんなでその住むべき物件を探し回っておったわけです。
物件みるだけでも色々発見あったなぁ…。家って、おもしろい。
肝心の物件は、丁度先日決めまして。ぼちぼち引っ越し準備中です。
家が会社に近くなり、より社畜に…笑
既に一人暮らし経験済みの妹からは、
「一人暮らしって、コーヒーいれて、Jazz聞きながら、優雅に暮らせるって思ってるんでしょ。大間違いだよ?」
としっかりクギを刺されておりますが、がんばります笑
某ECサイトとかでめっちゃたたかれたりしてますが、私は大好きです!!!
今年やりたいこと
今年も色々やりたこと、あります。
生活をとおしてやりたいこと
仕事 →自分の領域を深め、結果を出す
今の部署は前述したように要求レベルがとにかく高く、メンバーの水準も高いんですが、貴重な環境だと思います。
そこでおそらく、自分が期待されているのはデザインスキル。
ITの世界でのデザインなので、システムの画面等のデザインが該当するのですが、テクノロジーの進歩に伴い、その「デザイン」も幅広い可能性がある。
現時点で自分にあるのは、長年絵で培ってきたカラーセンスとか、イメージングのチカラ程度だと思いますが、それを地にしないと育たない苗もきっとある。それが、IT世界のデザインにもつながると思っています。
このブログでも書いているように、志向していたのは漫画とかだったんですが、
逆に、漫画とかデザインやりつつコンサルやっている人はそこまでまだ多くないと思うので、ここで自分の専門領域を確立できないものか、挑戦していきたいと思っています。今年は、どう生きられるものか、色々試していきたい。
人の後を追っかけるのではなく、自分にしかできない何かはないか?
勉強もたくさん必要だけど、頑張ろう!
そして、この仕事で得る経験から、あわよくば新しい創作にも繋げていきたいですね。
音楽 →エレキギターでJazzを弾けるようになる
ギターは、昨年10月から初めて、ドハマリ中。順調に継続しております!
Jazzの前にギターに慣れる前段として、Linkin Parkをひいてます…
音楽はやっぱりいいなぁ。
目下の目標、Jazzがひと段落したら、DTMでギター音源入れて、創作音楽も創ってみたいという野望もあります。まぁ、それはもうちょっと先かな。
絵 →本当に自分が描きたい絵を描く
最近落書きばっかりなので。
絵画?イラスト?とかジャンルにとらわれ、技法にもとらわれ。どうでもいい部分悩んでたけど、
とにかく最近は、自分が本気で取り組み、自分が納得する絵が描けていない。
絵をやめるとかそういうのじゃなく、もっと絵と向き合いたい。
絵画/漫画とか、やめる/やめないとか、ゼロヒャクで考えたりせず、
自分が本当に描きたい絵を描くことで、絵の世界の自由さを、見直したい。
そして、モノの観察というのも、しっかりやっていきたいですね。
街、ヒト、動物……。
かつてあこがれだった日本画にも、また挑戦してみようかと。やっぱり、日本画のあの美しさは凄く、好き。
英語 →日常会話はできるようになる
今年は海外出張の可能性もあったり、たまに英語使うこともあるので…
先月から、受験時代に実践していたラジオ英会話に毎日取り組んでいますw
生活 →心地よい生活リズムを作る。
一人暮らしの生活も落ち着かせつつ、朝方の生活にし、
運動や語学、料理、創作、バランスとった心地よい生活を心がけたいです。
妹のツッコミ通りかもしれないけどなーw
ブログで書いていきたいこと
デザインに関する考察
勉強の一環で。ほぼアタマの整理になっちゃいますが…。
生き方に関する考察
悩み野郎なもんで…気づいたこととか。
創作作品展示
好きなものを描いてアップしたいでする
作品レビュー
これもほぼアタマの整理ですが、良い作品は紹介したいものです。
紀行漫画
これはやっぱね、描かないといけない気がしてきました。
アフリカ紀行、ずっと宙ぶらりんにしてきたけど、客観的にみてもすごくおもしろいと自信があります。(ネタ的には)
「漫画家は芸人」とある本で読み、今まで創ってきた漫画は独りよがりだったなーと思って、ちょっと腰がひけてたんですが、
紀行漫画だけは、芸人してると思う。(もはやアフリカ一緒だった友人には芸人扱いされているワタシです…芸人じゃねーよ…)
基本こんな感じかな?
もうテーマがようわからん感じだけど、まぁ人間変わるもんですからね。(自己正当化きたー)
元々は創作中心と思ってましたが、
書くことでアタマが整理されたりするし、自分が思ってもみなかった記事で反響あることもあるので…。
もし…もしも!
「これも聞きたいな!」とかあれば、コメント等頂ければ幸いです!
あと、音楽もやるってーんで、ハンドルを「em」にしました。(やばいブログのURLとあわないw)とはいえ、心変わりするかもなので、em(真田智仁)でしばらくいきます。適当ですみません(ーー;)
ロボットとの哀愁がたまらなかった『日本SF傑作選アステロイド・ツリーの彼方へ』レビュー
ご無沙汰しておりました。今回は久しぶりに本のレビューです。
最近は仕事の本、データ分析やらUI・UXやら事業計画やら…の本を読むことが多く、フィクションに中々手を出せませんでした。
という中でも。SFとミステリはどうしても。
こう、だんだん禁断症状が出てきますね。
むしろ、仕事とか大変な現実から一時離れるため。そして、アタマを柔らかくし想像力を楽しく働かせるためのメンテナンスとして、読む必要がある。そんな気がします。
さて、今回は毎年恒例と化している、東京創元社刊、『日本SF傑作選アステロイド・ツリーの彼方へ』のレビューです。
アステロイド・ツリーの彼方へ (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
- 作者: 大森望,日下三蔵
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 文庫
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毎年刊行されているシリーズで、年間の日本作家の作品を選定し、編集した短編集。様々な作家、ジャンルがまとまっていてとてもおもしろく、毎年楽しみにしているシリーズです。漫画まで入っています!その数、20編也。
今回もどれも非常におもしろかったのですが、個人的にはロボットと人間の交流を描いたものがキュンと…そうキュンときました(笑)『言葉は要らない』、『アステロイド・ツリーの彼方へ』が該当でしょうか。
あとは、これはやられたーと感じになったのは『聖なる自動販売機の冒険』、『インタビュウ』、『法則』、『吉田同名』。
個別に一言ずつ、コメントを。がっつりネタバレにならないようにはします。が、コメントの関係上多少触れることはご勘弁を。。。
- 藤井太洋『ヴァンテアン』
遺伝子工学の女性研究員、田奈橋とそれに振り回される主人公の話。
科学ネタがいい塩梅に入り説得力がある。田奈橋の自由な発想が素敵。 - 高野史緒『子ねずみと童貞を復活した女』
ドストエフスキー『白痴』やダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』等
古典から着想された作品。具体的な描写がありつつも、ふわふわ夢の中にいるかのような展開は、ドフトエフスキーを彷彿とする。読むというか、感じてその結果読む、ような小説だと思います。 - 上遠野浩平『製造人間は頭が固い』
上遠野作品に出てくる「合成人間」の逸話。作品を読んでいなくてももちろん楽しめます。なんとなくありそうな不気味は雰囲気で、世界の裏側を感じます。 - 宮内悠介『法則』
ミステリーを書く上での原則に従って生きる主人公の話。うーん。この話のもってきかた、秀逸です。主人公が原則を理解した上で動くのがメタでおもしろい。 - 坂永雄一『無人の船で発見された手記』
タイトルの通り。手記。主人公は人間以前の動物。神話めいた雰囲気。そう、神話に入ったかの心地がします。 - 森見登美彦『聖なる自動販売機の冒険』
向かいのビルにあったはずの自動販売機が、主人公のビルになぜか居て…という話。珍妙なんだけど、妙な落ち着きがある。それがイイ。 - 速水螺旋人『ラクーンドッグ・フリート』
漫画作品。人間の宇宙飛行士と、タヌキのクルーが地球を目指して旅をする!
絵柄に温かみがあり、ファンタジックな趣もあって楽しい! - 飛浩隆『La Poesie Sauvage』
人工知能が詩を詩作しているときの内部状態を、グラフィックで表現する仕組み。それが暴走し…という話。この、内部状態を表現っていう発想が非常におもしろい。ありそうですもん。
現代の技術でいうとProcessingとか、D3も似ているけど、そのプログラムの過程を表す…みたいな。 - 高井信『神々のビリヤード』
タイトル通りです。「何を」ビリヤードしているのかは読んでみてのお楽しみ。短いですが、なんとなく納得しちゃいます。 - 円城塔『〈ゲンジ物語〉の作者、〈マツダイラ・サダノブ〉』
〈〉の部分を変数的に利用し、関係性を構造化した場合に源氏物語はどう表現されるのか…という話。プログラムかじったことのある人なら、やたら納得できそう。小説の在り方としてはアリですね読みにくいけど。 - 野崎まど『インタビュウ』
作家のインタビュー記事の体だが、記事そのものが架空というなんともすんごい発想の作品。これ…好きです。笑 最後のオチがちょっと不気味。じゃあこの作者は… - 伴名練『なめらかな世界と、その敵』
あり得るかもしれない未来を誰もが垣間見れる世界で、その能力を持たない人間がいて…という作品。実際そんな能力あったら、恣意的な行動が増えて大変なことになりそうだな。。。 - ユエミチタカ『となりのヴィーナス』
漫画作品。自分探しがテーマ…といいつつ、SF要素もしっかりと。甘酸っぱい。そして女の子可愛い。 - 林譲治『ある欠陥物件に関する関係者への聞き取り調査』
タイトル通りの内容。始終対話形式。どっかで聞いたことあるような話が展開されますが、オチでフフッとなります。 - 西島伝法『橡』
西島作品は、言葉の選び方が独特だからか、ページ全体を見渡した時に西島作品独特の匂いを感じます。今回もそんな感じ。。幽霊達の話です。 - 梶尾真治『たゆたいライトニング』
人類のすべての歴史の記憶をもつエマノンと、エマノンが生きる中でたびたび出会うヒカリという女性の話。時空を超えた孤独と友愛が描かれ、しんみりします。 - 北野勇作『ほぼ百字小説』
作者がTwitterで展開した作品を集めたもの。100字程度だとアイデアが中心になってオチまではいけませんが、それゆえ妄想が膨らみなんだかおもしろい。 - 管浩江『言葉は要らない』
ずっとロボット研究ばかりやってきた研究者と、その助手の話。人間ドラマにぐっときますが、あわせて人とロボットの在り方、いい関係性を築くこと…未来に向けて、考えないといけないテーマだなと感じました。 - 上田早夕里『アステロイド・ツリーの彼方へ』
猫のロボットと主人公の話。猫のロボットとの楽しい日常生活、でも猫のロボットには秘密が…。切ない話です。
2,3ページで終わる作品もあるので、
SF気になっているが読めてない!読めない!という方でも楽しみやすいかと。
上記のとおり、SFとはいっても、メタなもの、哲学的なもの、文学的なもの様々なのですが。その懐の深さがSFの魅力かと。
ちなみに昨年のレビューはこちらになりますー。ご興味があればあわせてどうぞ。
酉年刷って絵の具まみれ
どうもです。
勤労感謝の日、そして土日と来年の年賀状を刷っていました。
刷った、と使い慣れない動詞を使っておりますが。
昨年に引き続き、版画家の先輩のお宅で銅版画の年賀状を刷っておったのです。
銅版画の中にも色々技法はあるのですが、今回は前回と同様ドライポイント。ドライポイントというのは、版にキズをつけ、キズにインクを引っ掛けて圧をかけて紙に転写する手法です。
キズをつける道具もこれまた色々あるのですが、今回はビュランという、中世にはすでに使われていたという道具を使ってみました。
これがなかなか、いうことをきいてくれず難しかったー!!
まぁ、その不随意性ゆえのおもしろい筆蹟になったりするのは良いのですが笑
絵柄はまー悩みました!
悩み過程こんなん
リアルにいくのか?
デザイン的にいくのか?
いやイラスト??
これだって思っても、自分の腕でできるの?
とかとかとかー。
最終的には、ニワトリさん+アルファの図版にしましたとさ。
でひたすら刷る!!
刷るたびに、絵の具を詰め直しプレス機にかけるので、立ちっぱなし。足がパンパンです笑
これをいつも何十枚もやってるとは。。いやはや、先輩さすがプロ。。。
刷るなかでも、特殊な紙を挟み込んだり、インクの色を変えたり、試行錯誤の幅があり、実に楽しかったです。
刷ってノッてくると、無心になってきます笑
今は刷った年賀状たちに重しをして落ち着かせてます。
宛名とコメント書き、あ、何よりどれを誰に送るか決めなければ!版画、一枚一枚微妙に違うのもまたおもしろい。。
先輩にはいつもお世話になっていて、今回もほんとに感謝。
銅版画、おもしろいです。