漫画の表現方法と試作
11月のComitia、お陰様で抽選に当たったので、鋭意新作を描き中です。
SFとファンタジーの小品2編を収めたミニ短編集を出す予定。
なんかどーしよーもない輩ばかりな作品になりつつあるけど……まぁ気にしないw
こんな感じでがりがり描いていると、コマ割りや構図にひぃひぃ言っていざ描くとき、「ここってどう表現しようかな」って思う場面が結構多い。
いやいや事前に表現方法決めておけよっていう話もあるのだけれど、ええ、これまで描いてきた手癖的な描き方は一定限できてきてはいるんです。でも、それに全然個人的に満足していなくて。
一応作品都度、色々考えて試行している段階です。
今回は先日ブログにのせた2ページ漫画とか、砂漠とかの描き方を踏襲することにはしたんですが、どうももやもや。
でそんな中、高校の先輩で絵描きをしている人たちと久しぶりに再会して話していて。
「漫画やるなら、自分なら長年漫画一筋のヒトには、トーンとかペンとかじゃ負けるから、違う方法を考えるかな」
これを聞いて、妙に納得しました。
同時に、内心持っていた「漫画の一般的にいわれる手法にとらわれずいい表現で漫画を描きたい」という自分自身の欲求が、結局のところなんだかんだ狭い枠に収まった状態で描いてしまっていたなぁということに気づきました。
漫画=モノクロで、画で話を描き出すもの、と考えれば、もっともっと幅広い方法があるはず。
ただし、これまで漫画の世界で培われてきた手法というのもまだまだ前提として学ぶ必要はもちろんある。よくいう守・破・離、ですね。
全部を習得というのは到底無理な話ですが、漫画の手法と、また別の考え方の手法、うまく組み合わせてよりよい表現方法を模索せん!と改めて誓う真田でした。
その誓いがてら、水墨画っぽい手法で陰影だしたらドウナルカナーと思って描いたのがこちら……完全にノリで描いているので話も何もなくてスマセン
なかなか味があるかもー。平たく言えば薄墨だから、モノクロ2諧調の投稿ができないのが難点ですけどね(^^;