トモロコシ畑

油絵を使って動物を描いています。創作活動のご報告、日常の雑記など。

レビュー

転職が当たり前になると、個人も会社も良くなる。『転職の思考法』レビュー

本を閉じた瞬間から、意識が変わりました。仕事の向き合い方、転職先の検討の仕方……。そんな、大変インパクトのある本、『転職の思考法』をご紹介したいです。特に、同世代――30前後の方、是非、読んで頂きたい。こと転職検討されている方、必・読です。 一部…

そのインプット、アウトプットしないと何も変わらないのだよ『アウトプット大全』レビュー

こんばんは、emです。 また本のレビューです。ミステリー、ノンフィクションと続き、今回は自己啓発。書くと頭が整理されて、記憶にも定着するし、自分としてもいいことづくめなんですよね。 それはなぜか? そう、それは、インプットした知識をアウトプット…

人と組織を大切にするから、今がある『トヨタ 現場の「オヤジ」たち』レビュー

トヨタ、といえば、日本が世界に誇る自動車メーカーです。でも、ここまで辿り着いた背景には、現場の人々の地道な努力があってこそだったのです……。 なんて、そんな逸話に触れる機会を、本から頂きました。 中卒の現場上がりという、現トヨタ副社長を題材に…

謎が謎を呼ぶ連続事件と女刑事の恋模様『死体は笑みを招く』レビュー

東北旅行から戻り、1日半程度実家でまったりしておりました。久しぶりに時間を取って翻訳ミステリを楽しめましたので、レビューを書きます! 今回はドイツミステリのシリーズ2作目にあたる作品です。ベテラン刑事・オリヴァーとピアのペアを主人公としたシ…

『不染鉄展』『川端龍子展』『吉田博展』感想メモ:日本人の美意識を感じる世界

大学時代、週1回行っていた美術館……。最近は少々おざなりになっておりました。 だがしかし!日本画を始めたこと、都心に住み始めたことも手伝ってか、最近はかつてのような勢いで行っております! ということで、現在開催中の展示会たちの感想を書いてみま…

『ハルシャ展』『ソール・ライター展』感想

大分美術館もご無沙汰していたので、インプットにいってきました。 先週は森美術館で開催中、インドの画家N・S・ハルシャの展示『ハルシャ展』、 今週はBunkamuraで開催中、アメリカの写真家ソール・ライターの展示『ソール・ライター展』。 展示の感想でも…

ロボットとの哀愁がたまらなかった『日本SF傑作選アステロイド・ツリーの彼方へ』レビュー

ご無沙汰しておりました。今回は久しぶりに本のレビューです。 最近は仕事の本、データ分析やらUI・UXやら事業計画やら…の本を読むことが多く、フィクションに中々手を出せませんでした。 という中でも。SFとミステリはどうしても。 こう、だんだん禁断症状…

仕事とは何か、夢とは何か?『下町ロケット』レビュー

久しぶりに、日本人作家の小説をひとつ。 知り合いがドラマを推していたのですが、活字中毒野郎はまず小説から入ってしまうのでした。 いやー おもしろかった!!! かつ、勉強になった。 結構一気読みしちゃいました。 電車の中で不覚にもうるうるきてしま…

FF15の映画が素晴らしかった件

「なんだこれCG? まじでCG?」と、トレイラーを観た時点で目を疑った。 フルデジタルとは聞いていたが、もう本物の人間にしか見えないよ! CGのチカラってすげー、と、技術の進歩に圧巻された一瞬だった。 なんのトレイラーかって、そうですよ、KINGSGLAIVE…

概念さえも突き崩す、奔放なSF短編集『あまたの星、宝冠のごとく』レビュー

短編集は、通勤時間を使って1日1、2編ずつ読んでいくケースが多く、 多くは1週間程度で読み切るのですが。 これは違った。 非常に歯応えのある短編集でした。 あまたの星、宝冠のごとく (ハヤカワ文庫SF) 作者: ジェイムズティプトリージュニア 出版社/メー…

裏切り裏切られ、悪女が搔き回す人間模様。『悪女は自殺しない』レビュー

久しぶりに翻訳ミステリのレビュー。 今回は、『深い疵』、『白雪姫には死んでもらう』の、オリヴァー&ピアの警察コンビものシリーズ第一弾。 自分は両作品読んでますが、どちらもオリヴァー&ピアのキャラや、推理困難な事件模様が好きで、今回のレビュー作…

血を撒き散らしながら、加速していく。『マルドゥック・ヴェロシティ』レビュー

久しぶりのレビュー記事。 昨年末に一気読みした、マルドゥック・シリーズ2作目、マルドゥック・ヴェロシティ全3巻のレビューを書きます。 マルドゥック・スクランブルが愛に向かう物語ならば、この物語はいうなれば。 血を撒き散らしながら加速していく物語…

想像力の銀河のような短編集『日本SF傑作選折り紙衛星の伝説』レビュー

ご無沙汰でした。仕事が激務だったり、先週は海を求めて石垣島に旅立ったり、ごたごたしておりましたが、そんな中心の平静とロマンを求めて地道に読んでいた本、読了しましたので久しぶりにレビューします。 東京創元社の毎年恒例、SF傑作選です。 折り紙衛…

クールな女探偵の謎と麻薬に満ちた旅『探偵は壊れた街で』レビュー

ここのとこマルドゥック越しでしたが、今回は翻訳ミステリのレビュー。 マルドゥックというか冲方さんの件については驚きで思うとこあるのですが、今回はちょっと置いといて…(tiwtterに任せて…) 今回読んだのはアメリカを舞台に謎を追う女探偵の話。クール…

バロットが殻を破る姿にグッときた!『マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust』レビュー

完読しました!始終期待を裏切らないおもしろさでした。 マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 冲方丁 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/10/08 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 31回 この商品を含むブ…

リズム感と駆け引きがたまらない。『マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion』レビュー

先日に続き、マルドゥック・スクランブルの続きを読みました。 今回も通勤中に夢中で読んでしまった! 今回は心理描写に比重が置かれながらも、テンポ良く夢中で読ませる作品でした。 マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文…

映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想

とにかくアツく、あっという間の2時間でした。 あまりにアツすぎて、映画観る前に落ち込んでたこととかもう吹っ飛んだよ!仕事でのミスの落ち込みとか、マッドマックスの世界で輸血袋になるより数倍マシだよ! ということで、ちょっと語らせてください。マッ…

濃密な文体と世界観にどっぷり。『マルドゥック・スクランブル The 1st Compression』レビュー

今更という感じもしますが、あまりにおもしろかったので書きます。濃密な文体と世界観が素晴らしすぎて、どっぷり浸りました。 近年のSFの金字塔、『マルドゥック・スクランブル』の第一巻。 マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハ…

罪とは何か?『禁忌』レビュー

本というものは人生の友。本屋は週イチ。。。にできるだけとどめるようにはしていますが、大好きです。 今やamazonさんもあるし自分もいつもポチポチやってしまうのですが、偶然の出会いとかジャケ買いは本屋でないとありませんから。 やっぱりいつまでたっ…