智の素

ITコンサル兼絵描きの雑記。日記、世の中考察、本のレビュー、作品掲載など。

レビュー

ロボットとの哀愁がたまらなかった『日本SF傑作選アステロイド・ツリーの彼方へ』レビュー

ご無沙汰しておりました。今回は久しぶりに本のレビューです。 最近は仕事の本、データ分析やらUI・UXやら事業計画やら…の本を読むことが多く、フィクションに中々手を出せませんでした。 という中でも。SFとミステリはどうしても。 こう、だんだん禁断症状…

仕事とは何か、夢とは何か?『下町ロケット』レビュー

久しぶりに、日本人作家の小説をひとつ。 知り合いがドラマを推していたのですが、活字中毒野郎はまず小説から入ってしまうのでした。 いやー おもしろかった!!! かつ、勉強になった。 結構一気読みしちゃいました。 電車の中で不覚にもうるうるきてしま…

概念さえも突き崩す、奔放なSF短編集『あまたの星、宝冠のごとく』レビュー

短編集は、通勤時間を使って1日1、2編ずつ読んでいくケースが多く、 多くは1週間程度で読み切るのですが。 これは違った。 非常に歯応えのある短編集でした。 あまたの星、宝冠のごとく (ハヤカワ文庫SF) 作者: ジェイムズティプトリージュニア 出版社/メー…

裏切り裏切られ、悪女が搔き回す人間模様。『悪女は自殺しない』レビュー

久しぶりに翻訳ミステリのレビュー。 今回は、『深い疵』、『白雪姫には死んでもらう』の、オリヴァー&ピアの警察コンビものシリーズ第一弾。 自分は両作品読んでますが、どちらもオリヴァー&ピアのキャラや、推理困難な事件模様が好きで、今回のレビュー作…

血を撒き散らしながら、加速していく。『マルドゥック・ヴェロシティ』レビュー

久しぶりのレビュー記事。 昨年末に一気読みした、マルドゥック・シリーズ2作目、マルドゥック・ヴェロシティ全3巻のレビューを書きます。 マルドゥック・スクランブルが愛に向かう物語ならば、この物語はいうなれば。 血を撒き散らしながら加速していく物語…

想像力の銀河のような短編集『日本SF傑作選折り紙衛星の伝説』レビュー

ご無沙汰でした。仕事が激務だったり、先週は海を求めて石垣島に旅立ったり、ごたごたしておりましたが、そんな中心の平静とロマンを求めて地道に読んでいた本、読了しましたので久しぶりにレビューします。 東京創元社の毎年恒例、SF傑作選です。 折り紙衛…

クールな女探偵の謎と麻薬に満ちた旅『探偵は壊れた街で』レビュー

ここのとこマルドゥック越しでしたが、今回は翻訳ミステリのレビュー。 マルドゥックというか冲方さんの件については驚きで思うとこあるのですが、今回はちょっと置いといて…(tiwtterに任せて…) 今回読んだのはアメリカを舞台に謎を追う女探偵の話。クール…

バロットが殻を破る姿にグッときた!『マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust』レビュー

完読しました!始終期待を裏切らないおもしろさでした。 マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 冲方丁 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/10/08 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 31回 この商品を含むブ…

リズム感と駆け引きがたまらない。『マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion』レビュー

先日に続き、マルドゥック・スクランブルの続きを読みました。 今回も通勤中に夢中で読んでしまった! 今回は心理描写に比重が置かれながらも、テンポ良く夢中で読ませる作品でした。 マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文…

濃密な文体と世界観にどっぷり。『マルドゥック・スクランブル The 1st Compression』レビュー

今更という感じもしますが、あまりにおもしろかったので書きます。濃密な文体と世界観が素晴らしすぎて、どっぷり浸りました。 近年のSFの金字塔、『マルドゥック・スクランブル』の第一巻。 マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハ…

罪とは何か?『禁忌』レビュー

本というものは人生の友。本屋は週イチ。。。にできるだけとどめるようにはしていますが、大好きです。 今やamazonさんもあるし自分もいつもポチポチやってしまうのですが、偶然の出会いとかジャケ買いは本屋でないとありませんから。 やっぱりいつまでたっ…